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エア及びプロトコルを合わせた総合的な飛行実験による確認結果が96年8月ごろまでに得られるところから、この結果、勧告したSARPs案に何らかの修正が必要となった場合は、次回WG全体会合でレビューすることとなった。
勧告3/1 第10付属書へのVHFディジタル・リンク(VDL)
モード1とモード2の追加
第10付属書の第3巻へ次の内容を追加すること。
a)VDL運用概念に関するガイダンスマテリアル
b)VDLモード1及びモード2に関する標準と勧告方式(SARPs)
(2)VDL導入のメリット
VDLモード1及びモード2の導入メリットとして以下の事項が示された。
(a)モード1
・既存地上、機上設備を流用可能な部分があり導入が容易。
・ビット指向プロトコルにより、メッセージ短縮ひいては周波数利用効率改善。
・ATNを構築するサブネットワークとして、エンド/エンドのメッセージ信頼性の改善。
(b)モード2
・上記に加え、モード1に比べ10倍以上のスループットが期待出来る。
SARPs案とともに作成してきたVDL設計指針(デザイン・ガイドライン)及びVDLに関する詳細解説であるVDLインプリメンテーション・アスペクトについても合わせて、VDLインプリメンテーション・マニュアルとして配布されることとなった。
勧告3/2 ICAOマニュアル VHFディジタルリンク(VDL)
インプリメンテーション・マニュアル
VDL設計指針とVDLインプリメンテーション・アスペクトをVDLインプリテーション・マニュアルとして発行すること。

 

 

 

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